「木造建築の耐震性は高いのかな?」
「木造建築の耐震性を高める方法を知りたい」
このように、木造建築の耐震性について知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。一般的に木造建築は耐震性が低いと言われており、地震に弱いと思われている方が多いです。
しかし、木造建築は耐震性が低いわけではなく、耐震等級の最高ランクの基準を満たせます。ただし、木造建築の耐震性を高める方法をしらないと、耐震性の低い住宅になってしまう可能性があります。
そこでこの記事では、木造建築の耐震性を高めるポイントやコツについて解説します。耐震性の高い木造建築にするためにも、この記事をチェックしてみてください。
木造建築の耐震性は高い?
一般的に木造建築は鉄骨造やコンクリート造に比べて耐震性は低いとされています。しかし、木造は木が持つ特性により地震の揺れを逃せます。
また、揺れの大きさは建物の重さと比例し、建物の重さが重いほど揺れが大きくなるのが特徴です。
木造は鉄骨造やコンクリート造に比べて軽くなるため、揺れ自体が小さくなります。実際、木造は揺れに弱いわけではなく、耐震性も低くはありません。
木造でもテクノストラクチャー工法やツーバイフォー工法で家づくりをすれば、耐震性に優れた注文住宅を建てられます。
木造建築の地震対策のポイント3つ
木造建築で地震対策をする際に覚えておくべきポイントは以下の3つです。
上記3つを把握しておくことで、どのような対策をすればいいのかを住宅メーカーに相談できるでしょう。
耐震
補強や強度の高い素材などを使用して建物自体を強くするのが耐震です。昨今の建物のほとんどは建築基準法に従って耐震構造が組み込まれており、地震に強くなっています。
耐震構造の住宅は地震の揺れが直接伝わることから揺れを感じやすいです。しかし、倒壊や崩壊することのない強度を建物が持っているということになります。
耐震性能の基準となっている耐震等級3の基準を満たした住宅にもなれば、震度7の地震が複数回起こっても倒壊や崩壊することがありません。
免震
免震は地震の揺れを感じさせないようにする対策のことです。建物と地面の間にダンパーや支承などの免震装置を組み込み、建物と地面を密着させないようにします。
高層ビルやマンションなどによく取り入れられる手法です。免震構造は1階と2階ともに揺れを感じなくなり、揺れによる建物へのダメージも少なくなります。
耐震や制震よりも揺れを感じにくくなりますが、かかるコストは一番高いです。地盤の制約をクリアする必要があったり強風で揺れやすかったりするデメリットもあります。
制震
地震の揺れを吸収して揺れを低減するのが制震です。床や壁に制震装置を組み込み、揺れが起こった際に装置が変形して揺れを受け流します。
制震の場合は、1階に揺れが直接伝わりますが2階や3階部分の揺れを大幅に低減できます。複数回の注文住宅を検討している方にぴったりな地震対策です。
制震装置を組み込んでいれば揺れによる建物の劣化や変形も防げます。制震装置を取り入れるには費用がかかりますが、安心して長く暮らしていく上で重要な対策です。
木造建築で耐震性の高い家にするコツを
木造建築で耐震性の高い家にするコツは以下の6つです。
それぞれのポイントを押さえて、耐震性に優れた木造建築にしてみてください。
地震に強い工法で家づくりをする
木造建築でも耐震性能に優れている工法を採用すれば、地震に強い家づくりが可能です。耐震性能に優れている工法は、テクノストラクチャー工法やツーバイフォー工法が挙げられます。
特にテクノストラクチャー工法は木材の間に鉄骨を入れたテクノビームという部材を採用するため、高い耐震性能を誇ります。耐震性能に最も優れている耐震等級3の基準を満たしているのがポイントです。
ツーバイフォー工法は間取りに制限が生まれやすいですが、テクノストラクチャー工法は間取りに制限が生まれにくく、自由な空間が作れます。
テクノストラクチャー工法を採用している住宅メーカーをできるだけ選びましょう。
家の重量を軽くする
木造はもともと軽いですが、より重量を軽くする工夫をすると耐震性を上げられます。最もかんたんな重量を軽くする方法は、住宅の階数を減らすことです。
2階や3階と階数を増やすごとに住宅の重量は重たくなっていき、揺れが強く感じます。一方、平屋にすると複数階ある住宅と比べて重量が軽くなるため、揺れを低減できます。
シンプルな形にする
家の形や間取りをシンプルにすると耐震性を高められます。広いリビングやスキップフロアなどを取り入れると耐震性が劣りやすいです。
家はできるだけ正方形に近づけると耐震性が高くなります。間取りは複雑にせず、壁や柱のバランスを考えたシンプルなデザインにすることが重要です。
住宅メーカーと相談しながら、耐震性に優れた家の形や間取りを考えてみてください。
強い地盤を選ぶ
住宅を建てる前に地盤の強さを確認しておくのも重要なポイントです。地盤が弱い土地に家を建てると耐震性に優れていても、地震による揺れを感じやすくなります。
地震の揺れを低減するためには事前に地盤調査を行い、地盤の強さを確認しておきましょう。地盤が弱いと判断された場合は地盤補強工事をして、地盤を強くする選択をしてください。
耐力壁をバランスよく配置する
耐震性を高める方法として耐力壁の配置も重要なポイントです。耐力壁をバランスよく配置するだけで、耐震性を高められます。
必要な耐力壁の数と配置する場所は、住宅メーカーが構造計算に従って決めるケースが多いです。
耐力壁のバランスによっては、間取りに制限が生じる場合があります。特に、耐力壁の基準が高いツーバイフォー工法は間取りの制限が生じやすいです。
耐力壁と間取りどちらも重要視したい場合は、テクノストラクチャー工法がおすすめです。
床の耐震性を高める
床の剛性が耐震性を高める重要なポイントのひとつです。床の耐震性を高めたい場合は、剛床工法を採用しましょう。床の剛性がないと地震の揺れで床がたわみやすく、ねじれにつながります。
耐震等級1では壁の耐震性に焦点をあてれば基準をクリアできますが、2級以上は床の耐震性も考慮しなければなりません。剛床工法を採用すれば耐震等級2以上の基準もクリアしやすくなり、耐震性の高い家づくりが可能です。
木造建築で地震に強い注文住宅を建てるならブラザー不動産がおすすめ
項目 | 概要 |
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会社名 | ブラザー不動産株式会社 |
会社住所 | 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号(ブラザー工業本社ビル内) |
創業年数 | 1968年4月 |
公式サイト | https://www.brother-bre-freestyle.com/ |
木造建築で地震に強い注文住宅を検討している場合は、ブラザー不動産がおすすめです。ブラザー不動産が建てる木造住宅は耐震等級の最高ランク3を標準仕様としており、地震に強い家づくりができます。
工法はパナソニックが開発したテクノストラクチャー工法を採用し、地震に強い部材を使用しているのもポイントです。テクノストラクチャー工法のため間取りも制限が生まれにくく、拾いリビングを実現できます。
グッドデザイン賞を受賞したデザイン性にも優れ、モダンなデザインや高級感のあるデザインなど幅広いデザインに対応しています。
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まとめ
木造建築は木材が持つしなやかさがあるため、耐震性が低いわけではありません。しかし、鉄骨造やコンクリート造と比べると耐震性は劣ります。
木造建築で耐震性を高めるには地震対策の種類を理解し、最適な方法を採用しましょう。テクノストラクチャー工法やツーバイフォー工法などの工法を採用するのも効果的です。
この記事を参考にして、地震に強い木造建築を建ててみてください。