地震に強い注文住宅を建てたいと考えている際に候補に挙がるのがツーバイシックス工法でしょう。
ツーバイシックス工法はツーバイフォー工法と同じ枠組壁工法であり、高い耐震性と断熱性を誇る工法として知られています。上記の工法で家づくりをすると震度7程度の地震に耐えられる家づくりが可能です。
本記事では、ツーバイシックス工法で家づくりをするメリット・デメリット、どんな住まいを実現したい人におすすめの工法なのかを解説します。ツーバイシックス工法を詳しく知った上で、家づくりに採用するか決めるためにも本記事を参考にしてみてください。
また、以下の記事では当メディア厳選の注文住宅会社を紹介していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
ツーバイシックス工法とは?
ツーバイシックス工法は2インチ×6インチの規格材を軸に、2インチ×4インチ材や2インチ×8インチ材を用いて6面体構造をつくる工法です。
上記の工法は枠組壁工法のひとつであり、箱のような形状をつくって家づくりをします。ツーバイフォー工法と同じ方法で構造を作りますが、多く使用する規格材が2×6材になるためツーバイシックス工法と呼ばれます。
ツーバイシックス工法はツーバイフォー工法よりも厚みが出るため、耐久性や耐震性により優れているのがポイントです。
ツーバイシックス工法のメリット4つ
ツーバイシックス工法で家づくりをするメリットは以下の4つが挙げられます。
ツーバイシックス工法がもたらすメリットを把握して、自分の理想の家づくりに適している工法かを見極めてみてください。
耐震性の高い家づくりができる
ツーバイシックス工法で家づくりをする最大のメリットは耐震性の高さです。
ツーバイシックス工法より厚みが薄いツーバイフォー工法で建てられた戸建ては、東日本大震災による被害が少なかったとされています。
ツーバイフォー工法で建てられた家の約97.5%が多少の被害有りまたは被害無しという調査結果となっています。(参照:一般社団法人 日本ツーバイフォー建築教会)
したがって、ツーバイフォー工法よりも耐震性が高いとされるツーバイシックス工法は、大地震があっても被害が少なくて済むでしょう。
気密性・断熱性に優れた家づくりができる
ツーバイシックス工法は規格材でつくられた枠組みと壁の間に断熱材を敷き詰めます。家全体に断熱材をまんべんなく敷き詰められるため、外気を室内に通しにくくなり熱を逃がしづらくできるのが魅力です。
また、在来軸組工法よりも構造材同士の隙間が少ないのも特徴で、ツーバイシックス工法で建てられた戸建てはZEH基準や長期優良住宅で定められている気密性・断熱性の基準をクリアしやすいと言われています。
遮音性に優れた家づくりができる
ツーバイシックス工法は壁の厚みがツーバイフォー工法より厚くなるため、遮音性に優れた家づくりができます。
また、構造材同士の隙間が少ないことも遮音性に優れる理由のひとつで、室内の音漏れや外からの音が室内に入ってくる心配がなくなります。
交通量の多い道路に面している土地に家づくりを計画している場合や、お子さんの泣き声が気になる方、楽器を演奏する方でも安心です。
品質にバラツキが少ない
ツーバイシックス工法は建築基準法の規定で厳しい仕様になっているため、高品質が担保されています。規格材も構造計算に合わせて工場で加工されるため、現場で加工したり微調整したりする必要がありません。
また、枠組壁工法住宅仕様書を基に組み立てが行われるため、施工業者によって品質のバラツキがでません。高品質な家づくりをしたい方にぴったりな工法といえるでしょう。
ツーバイシックス工法のデメリット4つ
では反対に、ツーバイシックス工法で家づくりをする場合にはどんなデメリットがあるのでしょうか。ここでは以下4つを紹介します。
ツーバイシックス工法で家づくりを検討している場合は、デメリットを考慮する必要があります。依頼した後に後悔しないためにも、デメリットを把握しておきましょう。
間取りに制限が生まれやすい
ツーバイシックス工法は在来軸組工法よりも間取りの自由度が低いといわれています。
箱のような形状の6面体を組み合わせて家づくりをすることから、間取りに制限が出やすいです。
ただし、住宅メーカーによっては希望の間取りの構造計算を再度行って問題なければ、実現してくれる可能性があります。理想の間取りがある場合は、事前に住宅メーカーに相談しましょう。
建築コストが高くなりやすい
ツーバイシックス工法は規格材が決まっているため、在来軸組工法と比べて素材変更によるコストカットができません。また、ツーバイシックス工法はツーバイフォー工法と比較して使用する建材と断熱材の量が多く、建築コストが高いです。
ツーバイシックス工法を採用して家づくりをする際は、予算オーバーしないように資金計画を入念に行いましょう。
施工してくれる業者が少ない
ツーバイシックス工法で家づくりをしている住宅メーカーは少ないのが現状です。日本の木造住宅は伝統工法である在来軸組工法が主流だからです。
ツーバイシックスで家づくりを希望する際は、複数の住宅メーカーを比較できないでしょう。また、リフォームをする際もツーバイシックス工法を理解した業者を探すのに苦労する可能性が高いです。
大きな開口部を採用しにくい
ツーバイシックス工法は耐力壁で建物を支えているため、窓や玄関の大きさを自由にしたり数を増やしたりすることが難しいです。
大きな窓にして開放感のある空間にしたい場合や、窓の数を増やしてオシャレなデザインにしたい場合は注意しなければなりません。
ただし、構造計算で問題なければ大きな窓や窓の数を増やせる可能性があります。柔軟に対応してくれる住宅メーカーもあるため、事前に相談しておきましょう。
ツーバイシックス工法がおすすめな人
ツーバイシックス工法がおすすめなのは、耐震性や断熱性など高い住宅性能を注文住宅に求めている人です。
ツーバイシックス工法の耐震性や断熱性は他の工法よりも優れています。ツーバイシックス工法で家づくりをすれば、安心安全で一年を通して快適に過ごせる家づくりができるでしょう。
また、小さなお子さんがいたり楽器を演奏したりと、防音性を求める方にもぴったりな工法です。ただし記事内でも紹介した通り、ツーバイシックス工法のデメリットも必ず考慮するようにしましょう。
地震に強い注文住宅を建てるならブラザー不動産株式会社がおすすめ
項目 | 概要 |
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会社名 | ブラザー不動産株式会社 |
会社住所 | 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号(ブラザー工業本社ビル内) |
創業年数 | 1968年4月 |
公式サイト | https://www.brother-bre-freestyle.com/ |
耐震性や断熱性に優れたテクノストラクチャーで注文住宅を建てるならブラザー不動産株式会社がおすすめです。ブラザー不動産株式会社は在来軸組工法をベースにしたテクノストラクチャー工法で耐震性や断熱性に優れた家づくりができます。
テクノストラクチャーは木と鉄を組み合わせた工法です。耐震等級3やZEH基準、長期優良住宅基準を満たした家になるため、ツーバイシックス工法に引けを取らない注文住宅を建てられます。
また、ブラザー不動産株式会社が建てる注文住宅はデザイン性にも優れており、依頼者の希望を実現してくれます。理想の家がざっくりとしか決まっていない方でも、設計士にデザインの提案を依頼できるプランがあるため安心です。
保証やアフターサービスも充実しているため、建てた後も安心して暮らせます。
また、以下の記事ではブラザー不動産の口コミや評判、施工事例を詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
まとめ
ツーバイシックス工法は枠組壁工法のひとつで、耐震性や断熱性に優れた家づくりができます。
品質のバラツキがなく、高品質な注文住宅が担保されているのも特徴です。遮音性にも優れているため、騒音を気にする方でも安心できるでしょう。
しかし、施工業者が少なく、トータルの建築コストが高くなりやすいというデメリットがあります。注文住宅を建てる際は、工法のメリット・デメリットを考慮した上で決めるようにしましょう。
この記事を参考にして、理想の家づくりができる工法を選んでみてください。